まず麦芽色度単位
各麦芽の色への寄与を、使用量とバッチの濃さで重み付けして合計します。
MCU = Σ (麦芽 °Lovibond × 麦芽 lb) / gal
複数の麦芽を使う場合は、それぞれのMCUを出して合計してから変換します。上の計算機は1種類ずつなので、複数麦芽のレシピではMCUを自分で合計し、1 °L・1 lb/galの麦芽1種として入力してください。
MCUだけでは足りない理由
MCUは線形ですが、色は線形ではありません。濃色麦芽を倍にしても知覚される色は倍になりません。約10 MCUを超えると関係は急激に平坦になります。ビールがすでに通過光の大半を吸収しているからです。Dennis Moreyのべき乗フィットがこれを補正します。
SRM = 1.4922 × MCU^0.6859
ヨーロッパの大半で使われるEBCはSRMのほぼ2倍です。
EBC = SRM × 1.97
おおまかな目安
- 2〜3 SRM — ペールラガー、ピルスナー
- 4〜6 SRM — ペールエール、ブロンド
- 8〜14 SRM — アンバー、メルツェン
- 16〜24 SRM — ブラウンエール、ドゥンケル
- 25〜35 SRM — ポーター
- 35+ SRM — スタウト、事実上不透明
目標であって約束ではない
色は仕込み当日に最も予測しにくい数値です。煮沸時間と激しさはメイラード反応で麦汁を濃くします。マッシュpHは濃色麦芽からの抽出を変えます。麦芽の表示°Lovibondはロット平均で実際にはばらつき、クリスタルモルトが最もばらつきます。直火式のケトルでのカラメル化は、どのグレインビルモデルにも見えない色を加えます。
推定から2〜3 SRMずれるのはまったく普通で、ほぼ問題になりません。10ずれるなら、計算ではなく工程のどこかに原因があります。
日本国内での注意:アルコール分1%以上の酒類を免許なしに製造することは酒税法で禁止されています。本ツールは酒類製造免許を持つブルワリー、および1%未満の飲料を製造する方向けの計算ツールです。