Tinseth
Glenn Tinsethのモデルは、利用率を「煮沸中の糖の濃さ」と「ホップが煮沸される時間」の2つの独立した因子に分けて掛け合わせます。
Bigness = 1.65 × 0.000125^(Gb − 1)
Boiltime = (1 − e^(−0.04·t)) / 4.15
U = Bigness × Boiltime
IBU = U × (AA × g × 1000) / L
Bigness因子は煮沸比重が上がるほど小さくなります。濃い麦汁は同じホップから苦味を抽出しにくい。時間因子は上限に漸近する指数関数で、90分投入が60分投入とほとんど変わらないのはそのためです。
Rager
Jackie Ragerのモデルは利用率に双曲線正接を使い、比重補正は1.050超でのみかけます。
U = 18.11 + 13.86 · tanh((t − 31.32) / 18.27) [%]
GA = (Gb − 1.050) / 0.2 (Gb > 1.050 のとき、それ以外は0)
IBU = (AA × g × 1000 × U) / (L × (1 + GA))
なぜ一致しないか
RagerはTinsethより常に高く、30%以上の差になることも珍しくありません。α酸14%のホップ1 oz、60分、5 gal、1.050で、Tinsethは約48、Ragerは約65。
どちらもあなたのビールを測ってはいません。どちらも他人のデータへの曲線フィットで、煮沸の激しさ、ホップの形態、設備が異なります。実用的なのは、ひとつのモデルを選んで切り替えないこと。自分の過去バッチと比較できる状態を保てます。近年のレシピや商業クローンレシピの多くはTinsethで表記されています。
この計算機が扱わないもの
- 複数回のホップ投入 — 投入ごとに計算してIBUを足す
- ワールプール・ホップスタンド — 時間ではなく温度が異性化を支配する
- ドライホップ — 香りは付くが測定可能な苦味はほぼ増えない
- ペレットとホールコーン — 利用率が約10%異なる
複数回投入のレシピは、投入ごとに計算して合計してください。苦味は加算できますが、利用率は加算できません。
日本国内での注意:アルコール分1%以上の酒類を免許なしに製造することは酒税法で禁止されています。本ツールは酒類製造免許を持つブルワリー、および1%未満の飲料を製造する方向けの計算ツールです。