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酵母ピッチング量

バッチが実際に必要とする細胞数と、それがパック何個分になるかを出します。

ピッチング率

ピッチング率は million cells / mL / °Plato で表され、リットルを掛けると都合よく billion 単位の細胞数になります。

cells (billion) = rate × L × °Plato

ラガーはおよそ倍必要です。低温発酵では増殖が遅く、酵母が働き始める前に個体数を確保しておきたいからです。

パックの表示は長くは持たない

新しいパックはここでは生細胞1000億個としており、製造当日ならほぼ正しい値です。冷蔵でも生存率は月に約20%落ち、暖かい状態に置かれれば速く落ちます。6か月経ったパックは表示の半分以下のこともあります。

製造日を確認して逆算し、スターターが要るか判断してください。ピッチング不足は、醸造者が別の原因のせいにする欠陥の最も多い原因です。発酵の開始が遅い・止まる、エステルやフーゼルの過剰、菌株本来の性格が出ない、など。

ピッチング過多

語られることは少なく害も小さいですが、実在します。細胞が多すぎると増殖期がほとんどなく、ベルジャンやヘーフェヴァイツェンの菌株に求められる性格の一部は、増殖中の軽いストレスから生まれます。ベルジャンエールをラガー並みの量でピッチすると、ベルジャンらしさの大半を失うことがあります。

クリーンなアメリカン・ブリティッシュエールでは多めでも構いません。個性の強い菌株では、率を超えずに合わせてください。

日本国内での注意:アルコール分1%以上の酒類を免許なしに製造することは酒税法で禁止されています。本ツールは酒類製造免許を持つブルワリー、および1%未満の飲料を製造する方向けの計算ツールです。